11月の言葉
あるご門徒さんのお話です。
小さいときからあまり病気をせず健康で生活されており、自分だけはおおきな病気にはならないと思っていたそうです。
ある時体調がすぐれず病院に行くと癌が見つかり命にかかわると病院の先生にいわれたそうです。
本当に辛く悲しみの中に涙されたそうです。
ただ癌をかかえながら生活する中で気づかされたことがあると教えてくれました。
これまで自分のいのち当たり前に生きていたけどそうじゃなかった、有り難いことなんだということ。
そして癌になられた方を心配はしても、どこまでも他人事だったのが、自分がなってみてはじめて寄り添える気がします。
と教えてくれました。
やはり難が無い人生が良いのかもしれません。
しかし難が縁となり、それを通して見えてくる世界が有ると教えていただきます。